昨年12月から世界の株式市場の下げが続いています。
ドル建てで見ると米国株、日本株、欧州株、中国株、新興国株(中国除く)のすべてが下げています。
昨年9月終わりから10月初めに一時暴騰した中国株はその後下げが続き、再び弱気相場入りしています。
世界の株価の下げている表の原因は先進国の長期金利の上昇が止まらないことです。
株安に先立つ昨年9月から、米国をはじめ日本、英国、フランスなど先進国で長期金利の上昇が止まりません。
先週、米国の12月の消費者物価指数が発表され、インフレが予想を下回ったことから各国の長期金利はピークからやや下げましたが、高い水準にあることに変わりありません。
米国の10年国債利回りは一時2007年以来の水準でした。5.2%ほどにまで高まれば2002年以来の水準になります。英国では30年国債利回りが1998年以来の水準になっています。
株式の理論価格はリスクフリーレートである米国長期金利(10年国債利回り)に基づいて決まるので、長期金利上昇は株価下落を招きます。
金融市場に十分な流動性があれば、カネ余りの分を国債の投資に向ければ良いので株価が下がるとは限りません。
ところが中銀の量的引き締めなどで金融市場には新たな流動性が供給されておらず、これ以上減ることはあっても大きく増える見込みがありません。
これが静かに進む世界同時株安の裏の理由です。流動性が増えないなかで国債利回りが株式の益利回りより遥かに大きい現状では、いずれ株式市場から国債市場に大きくお金が動いて行かねばなりません。
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