本日はアボマガ・エッセンシャル記事の配信日です。お試し版ではその一部をお見せします(ネタバレを防ぐため一部編集しています)。
【アボマガ No.325】だから逆張り投資はやめられない
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***は過度に割安で配当利回りの高い、魅力的な配当成長株だと思い、今年2月26日に株価51.66ドルで紹介しました。
当時の配当利回りは4.6%、FCF利回りは11.8%(P/FCFレシオは8.47倍)と、この手のディフェンシブ銘柄として破格の大きさでした。
これは収益が長期的に衰退するとの悲観が多分に織り込まれていたためでした。何せ2028年までに売上の8割以上が特許切れを迎え、競争に晒されることがほぼ確定していましたから。
紹介後に株価はさらに下がりました。Q224決算で巨額損失を出して大量の失望売りを生んだためでした。
しかしこれは買収に伴う一時的な損失でキャッシュフローに影響のない無視できるものでした。
これをまたとない投資機会と捉え、6月3日に株価41.09ドル(2020年のコロナ危機時の大底を下回る株価)のときに記事を配信し、次の文章で締め括りました。
[アボマガ No.303](24年6月3日配信)より引用:***という、FCF創出力がとても大きい、収益性の高いディフェンシブ銘柄を配当利回り5.8%で投資できるのは滅多にありません。
長期投資で最も高パフォーマンスとなるのは、短中期で株価が冴えず高い配当利回りで再投資でき、長期的にFCFが伸び、それに合わせて配当成長率が高まるシナリオにおいてです。
***はこの最高のシナリオに乗れるかもしれません。もし株価暴落に怯んで投資を躊躇すれば、3~5年ほど経ったときに後悔してしまいそうです。
それから半年あまり経ち、株価は45%上昇しました。紹介時からも15%の値上がりです。11月11日には1日で10%以上値上がりし、現在は過去1年で最高値付近です。
***はバリュー株の逆張り投資の魅力を存分に見せつけてくれています。
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★来年は食品値上げが酷くなります。2025年の3933品目の値上げがすでに決まっており、昨年同時期に公表していた2024年の1596品目のおよそ2.5倍に大幅増加しました。
人件費という粘着性のインフレが食品値上げの要因になってきているため、再来年以降も食品値上げラッシュが続くことを覚悟しないといけません。
配当成長株の逆張り投資は単なる儲けのために行うのではありません。「インフレ対策」「インフレに負けない」ために行うことでもあるのです。
逆張り投資に上手くいけば、この銘柄のように株価が一気に50%近く上がることはザラです。この時点でインフレ率を遥かに上回る資産価値の上昇をあなたは手にしていることになります。
今後株価が下がることだってあり得ますが、逆張り投資で買った銘柄は株価が50%上昇したところで「超割安」だったのが「割安」に変わるだけです。
そのため今後も株価値上がりが起こりやすい状況が何年も続きます。
だったらもう売らなくて良いですし株価下落の心配も要りません。それどころか毎年配当再投資して放っておくだけで、配当収入を毎年7~12%程度ずつ増やしていけます。
資産価値だけでなく、配当収入もインフレ率以上のペースで増えていくのです。
こうして逆張り投資家は今後何年も、何もせずに何も不安を感じずに、資産価値と配当収入が増えて購買力が高まる様子を楽しむことが出来ます。
いまのバブル環境において、インデックス投資でこうした逆張り投資は不可能です。
でも個別株に着目すればこれは可能です。
最近、前澤友作氏の投資に関する興味深い発言を耳にしました。
[2024/12/05 Yahoo! Japan]前澤友作氏、オルカン・S&P500投資をやるな!と主張するワケ「せっかく株を始めるなら」
「せっかく株を始めるのなら、個別株を勉強してもらって。最初は少額でもいいから、ちょっと応援してみるっていうことを始めてもらう方が、僕はオススメしたいですね」
逆張り投資とは、ビジネスは優れているのに市場から正当に評価されず株価が落ち込み苦しんでいる企業を応援することに他なりません。苦境に手を差し伸べた投資家は高確率で報われます。
あなたも早速この個別株の逆張り投資を始め、苦境に苦しんでいる企業を応援するとともに、本当のインフレ対策を実行しませんか?