LNGは2030年代にかけて供給過剰が続きそう

本日配信のアボマガ・エッセンシャルの記事でLNG需給に関する話をしたので、ブログにも載せておきます。

いま米国やカタールでガス田の開発・増産が積極的に進められていると同時に、LNG液化設備の建設が急ピッチで行われています。

下図の通り2025年から世界のLNG輸出能力は飛躍的に高まっていきます。天然ガスの液化能力は現在の年間5800億立法メートルから8500億立方メートルへと50%増える見通しです。

トランプ前大統領が大統領選で勝利したことも追い風です。彼は石油・ガス開発を奨励し、バイデン政権が一時凍結しているLNGの新規輸出許可を大統領就任初日に解除する公約を掲げています。

IEAによると、2040年の世界のLNG需要は最も強気のシナリオでも年間8000億立法メートルとのことです。

ということは2030年の時点で2040年に必要とされるLNG供給能力が備わってしまいます。LNGはこれから何年も供給過剰が続きます。

LNGの供給過剰が続くということは、天然ガスも長きにわたり供給過剰になります。

LNGの場合、地政学がさらに悪化してホムルズ海峡の封鎖などサプライチェーンが大混乱に陥り価格が暴騰する可能性はゼロではありません。

このとき米国の天然ガス価格は下がりやすいです。何故なら米国がLNG輸出向けに天然ガスを増産するようになり、国内の天然ガスが供給過剰になりやすくなるためです。

米国の天然ガス価格は地政学リスクと関係なく長期低迷が予想されます。

★これにより長期的に大きな恩恵を受ける銘柄があるというのが、本日配信のアボマガ・エッセンシャルの記事の中身です。

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