10月22~24日にかけてロシアのカザンで行われたBRICS首脳会議は36カ国の代表が参加し盛況のうちに幕を閉じました。
今回のBRICS首脳会議はイラン、エジプト、UAE、エチオピアが今年新たに加盟し9カ国体制になってから初めて開かれました。
BRICS9カ国はすでに人口、経済規模、コモディティの埋蔵量において西側諸国を凌駕しています。
国際物流においてもBRICS側の支配が増しています。現に欧米日の船舶はフーシ派の商戦への攻撃で紅海を通れなくなり喜望峰への迂回を余儀なくされていますが、中国やロシアの船舶はいまでも普通に通ることが出来ます。
https://www.sankei.com/article/20240812-E27QJX2GOVHFLAKHIWW54TJ7MY/
カザン宣言ではクリアリング、ブリッジ、小口決済、再保険、銀行間協力、穀物取引といった米ドルを使わない国際決済インフラの創設に向けた文言が明記されました。
サミットに先立ちクロスボーダー小口決済システムであるBRICS Payのデモも披露されました。
新興国・途上国は米国による米ドルの武器化で多大な損失を被ってきました。その最たる例はアジア通貨危機であり、ウクライナ戦争が始まってから米国がロシアに対して行った資産強奪とSWIFTからの排除です。
BRICS決済システムは米ドルの武器化から防衛するために作られました。その稼働の準備が大分整っているようです。
もう一つ新興国・途上国が米ドルの武器化から守る手段として行ってきたことがあります。それは中央銀行による金準備の購入です。
実はすでにゴールドは、ゴールドを含めた世界の外貨準備の大きさでユーロを抜き、米ドルに次ぐ第2位になっています。
今年米ドルは外貨準備の60%を切ったと言われていますが、これにはゴールドを含みません。ゴールドを含めると昨年に米ドルの準備資産の割合は50%を切っています。
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「グローバル化時代の完全終了と新時代突入まで秒読み」
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