現在、金相場が好調です。最近の円高ドル安傾向によって円建て金価格は足踏みが続いています。
ところがドル建て金価格は今年3月に「謎の金高」が起きてから値上がりに拍車が掛かり、8月には節目の1トロイオンス2500ドルを超えました。
現在の金強気相場が始まったのは2022年11月からでした。ウクライナ戦争を機に新興国の中央銀行は米国債から金準備へと準備資産を切り替える動きを本格化させました。
昨年10月にイスラエルがガザを爆撃・侵攻したことで金強気相場はより確かなものになりました。
新興国のドル離れとウクライナ・中東情勢の悪化により、無国籍通貨の安全資産であるゴールドが選好されたことで金強気相場が形成されています。
中東とウクライナの情勢はどちらも悪化しています。
イスラエルはイラン大使館を爆撃したりヒズボラ幹部とハマス最高指導者を爆殺し、ウクライナはロシア領内のクスルク原発へのドローン攻撃を画策し、普通であれば第三次世界大戦となっていてもおかしくない状況です。
米国では11月に大統領選挙を控えていますが、トランプ氏とハリス氏のどちらが勝利しても米国の財政悪化は避けられません。
すでに1兆ドルを超えている利払い費は今後大きく増えざるを得ません。米国財政の持続可能性に疑問を呈する声は以前から出ていましたが、今後ますますこの声が大きくなり米国最大の政治問題になるのは時間の問題です。
米国の巨額の減税・財政出動と中東情勢の悪化は当然ながらインフレ要因です。
Fedは今月利下げに踏み切ろうとしています。実際に利上げを実施した後に要因は何であれインフレが再燃したら、この米ドル紙幣発行機関はここ4~5年で2度もインフレ抑制に失敗したことになり、信用は失墜します。
アボマガ・エッセンシャルのご愛読者様は、ドル建て金価格の値上がりが続いたり、最高値の更新を着実に続けていることを達観してご覧になっていることでしょう。
アボマガ・エッセンシャルでは少なくとも2022年頃まで、度々ゴールドの買い推奨をしてきました。
またアボマガを始める少し前に、「金のメルマガ」という、ゴールド購入を推奨するメルマガを2018年6月から短い間でしたが配信していました。
当時のドル建て金価格は1オンス1300ドル台でしたから、いまでは倍近くになっています。
円建てだと当時から価格は3倍近くに上がりましたから、当時からゴールドを買われた人たちは金価格の変動や調整に怯えなくて済みます。
財政破綻しようが、ハイパーインフレになろうが、超円安になろうが、中央銀行の信用が失墜しようが、戦争が起きようが、世界秩序が壊れようが、ゴールドを保有している人たちは経済的に守られることでしょう。
何年も前から現実を直視し、将来について本気で考えいち早く行動に移した勇気ある人たちにゴールドは光り輝き始めています。
★本日はアボマガ・エッセンシャルの配信日です。
金市場の短中長期の動向についてと、アボマガで紹介している金鉱株の現状についてお話ししています。
この金鉱株は金価格の値上がりでフリーキャッシュフローが86%増加したのですが、最近驚くべき事実が判明しました。
2030年以降に産金量の増加と産金コストの低下により、金価格が1オンス1900ドルでも年間フリーキャッシュフローが昨年の倍になれそうです。
金価格が1オンス2500ドル、3000ドルであれば、フリーキャッシュフローは昨年の3倍、4倍、5倍、それ以上に増えることでしょう。誇張抜きに大化けしそうなのです。
紹介時から株価は60%値上がりしましたが、歴史的にみるとバリュエーションは割安圏内で将来の成長を十分に織り込んでいません。株価が一時的に調整して押し目買いできれば大きな流れに乗れるチャンスは残されています。
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機会を掴むための準備にぜひアボマガ・エッセンシャルの情報をご活用ください。