今回、アボマガ・エッセンシャルでは資源株を一つ紹介しています。
先週、銅についてブログ記事を書きました。
https://www.avocado-fes-thought.com/blog/20230208-copper/
銅は電気自動車の配線や再エネの送配電網の敷設に必須で、需要が長期的に間違いなく伸びていく、期待の金属です。
銅は電気自動車の電気モーター内の巻き線や配線に使われ、従来の内燃型より3.5倍の銅が必要になります。
再エネでは送配電網の敷設に必須です。再エネは発電設備の投資が進む中、送配電線の敷設が遅れているようですから、需要が本格化するのはこれからです。
銅は銀に次ぐ高い導電性を要しながら価格は銀の1/100程度と安価で、配線向けとして他の金属に代替することは困難です。バッテリー用として他の素材に代替されるリスクのあるリチウムやニッケルなどと違い、銅だけは需要が伸びることは確実です。
一方で供給に関して、鉱床の開発コストの上昇、鉱山開発認可が下りるまでの期間長期化、税金・ロイヤリティ率の上昇などにより、銅山会社は増産に消極的です。
世界最大の銅生産国であるチリでは、政府が銅山会社に対する売上税とロイヤリティの導入を検討中です。
厳しい内容で決まれば、チリの銅山会社の生産・投資意欲をますます削ぐことになります。
またインドネシアでは、採掘した鉱物をそのまま輸出するのでなく、自国内で製錬・加工して付加価値をつけて輸出していく方針を強めており、鉱物資源の禁輸措置を次々と導入しています。
錫とニッケルの禁輸は実施済みであり、これからボーキサイトも禁輸します。そして次は銅の番になりそうです。
銅の需給逼迫が長期的に続くことはほぼ確定した未来となっています。
しかし前回のブログ記事に書いた通り、大手銅会社の経営・財務状況は決して安定しているとは言い難いです。
銅価格に応じて業績は大きく変動し、急落すればすぐに赤字に転落してしまう状況です。昔と違いいまは高金利なので、大赤字になった場合、経営破綻リスクもチラつきます。
「銅市場の拡大に乗りたい。しかし銅会社の多くは決して経営が安定しておらず、リスクが高く、投資しづらい。どうしたものか…」
こう悩んでいたなかで見つかったのが、今号のアボマガ・エッセンシャルで紹介する銘柄です。
銅ではない別の安定した主要事業から確実にキャッシュフローを得て、それを銅山の開発に充てられる点がミソです。
2014年以降現在までキャッシュフローの黒字を続けており、収益性の高い、毎年配当も出る、高配当無借金企業です。
要するに、低リスクで銅市場拡大の波に乗れるってことです。もちろんインフレ、円安対策にもなります。
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