• 2024年4月15日

穀物価格は人為的に下げられてきた?

本日配信のアボマガ・エッセンシャルでは、食料需給の現状と今後について詳述しています。 食料需給について調べていて特に印象に残ったことを、今日のつぶやきで触れたいと思います。 世界の食料価格はパンデミックの発生した年である2020年夏ごろから、2022年のウクライナ戦争開始後数ヶ月にかけて大きく値上がりしました。 この間、ロックダウンで農家の生産活動は制限され、サプライチェーンは混乱し、気候変動によ […]

  • 2024年4月8日

金価格2330ドル突破、謎の金高が続く

3月から「謎の金高」が続いています。 ドル建て金価格は連日最高値を更新しており、先週金曜日に1オンス2330ドルを初めて突破しました。 新興国通貨を中心に、他の通貨建てでは概ね2022~23年に2020年の金価格の最高値を更新し、その後変動がありながらも上昇相場を続けてきました。 円建て金価格は近年ずっと値上がりが続いています。2021年から通貨安が進み、3年連続で主要通貨のなかで「最弱通貨」とな […]

  • 2024年4月2日

物価高に負けない最強の資産形成方法

1980年代後半のバブルの頃は、家計も「財テク」に沸き、短期的な利益追求のため頻繁に売買していました。 ところがいまのバブルでは購入額は急増していますが、売却額は非常に少なく、買い越し額は35年前の倍以上あり、最高水準にあります。 物価高で現預金が目減りしていくリスクに備え、インフレヘッジのために家計は株式保有を増やしているそうです。 投資の教科書には、米国株や世界株の積立投資を20年、30年と続 […]

  • 2024年4月1日

数百兆円規模のインフラ開発が進んでいくインド

[2024/03/11 ロイター]インドのモディ首相、150億ドルのインフラ事業表明 総選挙控え 5月までに予定される総選挙を前に、再選を狙うインドのモディ首相はインド各地を訪問し、総額150億ドル規模のインフラ事業を発表した。 モディ氏は4─6日に南部テランガナ州とタミルナド州、東部のオディシャ州、西ベンガル州、ビハール州を訪問した。インド経済を現在の世界第5位から3位の規模に押し上げるとし、各 […]

  • 2024年3月26日

DOE(Dividend on Equity、株主資本配当率)をご存知ですか?

突然ですが「DOE」という言葉をご存知ですか? この前日経の記事を見ていたらこの略語に出くわしました。 DOEは「Dividend on Equity」の略で、日本語では株主資本配当率と呼ぶそうです。 何でも、日本企業のなかに、配当の最低額を保証したり、減配幅を小さくするために、配当政策を配当性向に基づくものからDOEに基づくものへと変更している企業が出てきているとか。 エーザイは2007年にはD […]

  • 2024年3月25日

日銀の大規模緩和は終わってないし、やめられない

最近、経済・金融分野の「大本営発表」が目立つようになってきました。 日経平均の高騰、賃上げ、経常黒字、貿易赤字の圧縮といった出来事に仰々しい見出しが付けられることが増え、さも経済成長の好循環が回り始めたかのような印象を日本国民に与えようとしています。 先週、日銀がマイナス金利を解除したときの報道には驚きました。 「マイナス金利解除」「17年ぶりの利上げ」「大規模緩和は役割果たした」といった見出しが […]

  • 2024年3月12日

個別株を分析し、投資判断できる能力は、極めて大きな価値を持つ

昨日の内容の続きです。 現在の米国株は、25年ほど前のインターネットバブルの頃と同じく、一部のテクノロジー株に資金が集中的に流入して強気相場を形成しています。 テクノロジー株は金融緩和マネーと生成AIブームにより支えられたもので、軒並み割高です。一度崩れ出すと大きな調整は避けられません。 S&P500に連動する投資信託やETFに投資して分散投資しているつもりでも、一部テクノロジー銘柄が大き […]

  • 2024年3月11日

バブル≠全銘柄がバブル

3月も中旬に入りました。時の流れは本当に早いですね。 3月と言えば、4年前にコロナショックが起こり株価が暴落したことをご記憶の方は多いと思います。 24年前に当時のインターネットバブルが弾けたのも3月からでした。2020年3月にバブル崩壊が始まり、同年9月に本格化し、2002年9月まで続きました。 大半の人はバブル崩壊と聞くとすべての株式が一斉に下落したと考えがちです。 ただインターネットバブル崩 […]

  • 2024年3月4日

ウォラーFed理事が量的緩和政策の今後の在り方について重大発言をした

今月1日にシカゴ大学の金融政策を巡る会合に出席したFedのウォラー理事が、今後の量的金融政策の在り方について聞き捨てならない発言をしました。 彼の発言内容は次の通りです。 ・バランスシートを巡る計画は流動性レベルを適切にするためのものである ・バランスシート縮小ペースを変更するタイミングは、政策金利のいかなる変更からも独立して決定される ・Fedによる住宅ローン担保証券(MBS)の保有がゼロになる […]

  • 2024年2月27日

日本株が一時的に世界の株式相場をリードする時代がやってくるかも

先週木曜日、日経平均株価が1989年12月29日につけた取引時間中の最高値38,957円44銭を34年2カ月ぶりに更新しました。 熱狂ムードというよりは、史上最高値の更新は夢にも思わず、感慨に浸った人が多い印象で、そこまで騒がしくない雰囲気のなかで最高値更新となりました。 報道の通り、日本株を買っているのは海外投資家です。日本の個人投資家は米国株・世界株にしか目がないどころか、日本株をここ数か月間 […]