人間の行動は信じることから始まる?-自ら信じられることを能動的に探すことが大切-

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人間の行動は信じることから始まる?-自ら信じられることを能動的に探すことが大切-

   今回は個人的に信じられることを自分で探すことの重要性です。


   人間はどうやら正しいと思うことを信じ、それを検証していくことでしか前に進めない生き物のように思えます。 よって何を信じるかというのが物凄く大切になってきます。


   しかし残念ながら世の中に溢れている情報や常識は決して正しいとは限りません、 ただ単に社会全体で正しいと信じられているだけの迷信であったり、情報提供者が利益を得るための意図が含まれていることがよくあります。


   いつの時代も、人間社会は真実や普遍的な考えに覆われているわけではないため、どうしても自分自身で正しいと信じられるものを形成する必要があるのです。

人間の行動はまず無意識のうちに、直感的に信じることから始まる

   人間がどのようにして行動していくことができるのか。 心理学の実験や日常生活での行動を振り返ってみると、どうやら人間は次のように行動していくしかないように感じられます:


  • 何かしら正しいと思えそうなことを信じる
  • 正しいと信じたことを思考や行動によって検証する
  • 検証の結果正しいと信じられるものを確信に変えたり、嘘を見抜いたり、新たに信じられそうなことを見つける

   System1、System2という言葉を使えば、System1によって無意識的、直感的に信じた情報をもとにSystem2によって意識的に検証していく。


   そして検証の結果から本当に信じられるものを確信として、さらに頭に強く刷り込ませてSystem1によってより無意識のうちに頭から引っ張り出しやすくすることで、人間性を高めていくしかないのです。


   例えば仕事でも皆さんで打ち合わせをして、ある程度の方向性を決めてから仕事に取り掛かりますよね。 正しいと信じられる方向性を一つ決めて、それに向かって行動して上手く行くか実際に行動しながら検証する。


   上手くいかない場面があれば修正してまた一つ正しいと思える方向性を見つけて、再び検証する。 そうやって一つのゴールに向かっていく。


   科学者は自分が正しいと思った仮説が成り立つと信じて、ひたすら実験や観察を繰り返して検証をしていますよね。 何回も失敗を繰り返しながら様々な方法を試して、もし何かしら成功したらそれを確信に変えてまた新たな検証を開始する。 ノーベル賞を受賞した理系研究者は揃ってこのような発言をされてますよね。


   またパラドクシカルに聞こえますが、信じないためにはまず信じる必要があるようなのです。 情報等に対して半信半疑になったり嘘だと確信するときも、一度無意識のうちに正しいと思い込んでから、意識的に検証して間違いだと気づくことで間違いであることを確信に変えなくてはならないのです。


   例えば朝、頭が冴えてるときにニュースを見るとニュースのおかしさや裏をいろいろ勘ぐれますが、仕事で疲れた夜にニュースを見てもただウンウン頷きながら読み進めてしまうことがあります。


   もし人間が信じる以前に何事も信じないことが可能ならば、仕事で疲れていても無意識のうちに「はい、おかしいおかしい」と頭を横に振りながらニュースを読み進めることができても良いじゃないですか。


   しかしそういうことは普通出来ません。 頭が疲労して意識的に頭を使えない状態になっていると、疑うことができずに無意識のうちにウンウン信じ込んでしまうものなのです。


   つまり初めから無意識のうちに信じない...というのが出来るように人間成り立っていないのです。 一度信じてから疑う必要があるのです。


   このように、どうやら人間の行動はまず無意識のうちに直感的に何かを信じることから始まるようなのです。 ということは私たちの行動や将来は、無意識や直感によって「何を信じているか、きたか」によって決定付けられるといっても過言ではないのです。

自ら信じられることを能動的に探すことが大切な理由

   どうやら人間は無意識や直感によって何を信じているか、信じてきたかが将来を決定付けるようです。 ということは信じられる情報をどのように取得するかが極めて重要な問題となります。


   信じられる情報を取得するためには、自分で本やネットなどで能動的に探す方法と、社会のシステム、常識や、新聞、テレビといったメディアなどから受動的に探す2つの方法がありますが、どちらが重要なのでしょうか。


   このうち、本当に大切なのは間違いなく前者であると考えています。 何故自分で能動的に信じられることを探すのが大切なのかを、サバイバルという観点から背理法的に考えて見ましょう。


   もし自分で正しいと信じられるものを能動的に探さずに、社会や大手メディアなどから与えられてきたことだけから信じられるものを選択して確信に変えいくとどうなるしょうか。


   このような人たちは「現代社会に順応する考え」「高権威の人や組織に貢献する考え」に無意識のうちに染まりやすくなるでしょう。


   社会の常識というのはあくまで「現代のシステムに適応していると考えられているもの」に過ぎませんから。 時代が変われば常識も変わるのです(例:戦前→戦後の平和に対する考え方の大転換)。


   また情報提供者のほとんどは自分の利益に沿うような情報を流すものです。 大手メディアだったら、広告収入などを得るためにも企業や政府の利益になるような情報を積極的に流すことになるわけです。


   よって大手メディアのニュースを真に受けて何らかの行動をしていくことは、結局高権威の人たちに貢献することにつながるわけです。


   別に現代社会で広く普及している考えや、高権威の人や組織に貢献することが常に悪いわけではありません。 国家が成長している段階では、こうした考えを信じて行動することは自分自身にプラスに働くこともあるでしょう。


   実際、高度成長期からバブル崩壊までは真面目にコツコツ会社で働けば多くの人は一生安泰でしたし。 国民も高権威の人や組織もどちらもWin-Winになれたわけです。


   しかし国家が沈んでいく段階では大変ですよ。 国家が沈んでいっているということは、現代のシステムに軋みが生じて社会の常識が時代遅れになっていたりなりつつあることの表れですから。


   終身雇用の崩壊、正社員の減少が良い例です。 もはや「良い大学に行って、良い会社に勤める」といういままでの考えが通用しないことを表していますよね。 現代の常識が自らのサバイバルに不利に働く可能性が出てくるのです。


   それに国家が沈んでいく最中では、権力者はあの手この手を使って自らの権力を維持することを努める傾向にあります。 もはや正当な方法で国を立て直すことができなくなれば、戦争だって普通にあり得る選択肢になりますから。


   ※戦争は軍需産業等が莫大なお金を生む手段の一つです。 日本が戦後「東洋の奇跡」と呼ばれた復興が出来た背景にも、朝鮮戦争の特需があったことをお忘れなく。


   そうなったらメディアは戦争を正当化するようなニュースを、国民の不信感を得ないように工夫しながら狡猾に書いてきますよ。 第二次世界大戦の戦前、戦中のナチスドイツや日本が良い例じゃないですか。


   国家が悪い方向に向かっている最中でも信じられるものを受動的に取捨選択してきた人は、国家崩壊の波に自ら飛び込む行動を生み出すような情報の中から信じるものを探さざるを得なくなってしまうのです。 井の中の蛙がどんなに抵抗したって無意味であり、これでは「座して死を待つ」こととほとんど変わりありません。


   自分で信じられるものを探すのが大切であることは、まさにこういったことに対処するためです。 歴史、哲学、人間や自然の普遍的な性質など、現代の掟という枠を超えた無限に広い情報の中から信じられることを選択したり、自分なりに信じられそうなアイデアを生み出すのです。


   そうすれば現代がどのような状況でも、サバイバルするためのヒントが得られるかもしれないですよね。 少なくとも座して死を待つことは免れるわけです。


   現代の枠にとらわれず、現代がどのような状況でも自分なりに対応策を模索し行動出来るようにするためにも、自分で能動的に信じられることを探すことは大切なのです。

関連リンク

   ・では能動的に何を信じればよいか?その一つの答えは教養でしょう

   →人間の行動は信じることから始まる?-教養は人間社会で豊かに暮らすための道標-


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